撤収を失敗すると『もう、二度とキャンプ行きたくない~』となりかねません.せっかく買ったキャンプ道具を無駄にしないためにも手際よく撤収作用できるようイメージしておきましょう.設営はまだまだ体力もありますし、気持ちも高ぶっているのでいいのですが、撤収日は気持ちも体力も消耗した2日目以降です.計画的にできるだけ余裕をもって作業をするようにしましょう.設営に2時間半かかったら、撤収は2時間半プラス30分くらいを目安に作業を開始しましょう.連休中の中日などは次のキャンパーが入ってきますのでチェックアウトの時間まで余裕をもって作業を開始しましょう.特に几帳面なお父さんは片づけるのも時間がかかるので気を付けたほうがいいです.翌朝に使わないものはできるだけ前の日の晩に片付けておくようにしましょう.
- オートキャンプのチェックアウト 撤収とは
- オートキャンプのチェックアウトとはキャンプ道具をすべて片付けて、使ったサイトを綺麗に掃除し、何もない状態にして修了となります.ホテルと違うところはお部屋=サイトの清掃までをするところです.サイト利用料は先払いがほとんどで、飲食費やサービスの追加もほとんどないのでチェックアウト時の精算はありません.レンタルしている場合は返却手続きが必要ですが、すべて持ち込みの場合は管理棟に声がけする程度で終了となります.
オートキャンプ最終日 行動計画
- ①起床
- 撤収作業は最終日、前日の夜から本番となります.翌朝に必要ないものは夜のうちに片付けを済ませておきましょう.衣服類の整理など、起床したら片付けが2割くらい終わってることが理想です.
- ②荷物の整理(10分)
- 洗面、歯磨きの前に衣類、個人の荷物の整理を一番にしましょう.その日に使うであろう衣類、タオル以外はすべてまとめます.例えばですが、帰りに海に寄ったり、温泉に行ったりと計画している場合、このタイミングで準備を済ませておきましょう..
- ③朝食が終わったら(20分)
- ・朝食が終わったら寝袋を干します.家で干すのは面倒なんでキャンプ場で済ましてしまいましょう.同時にインナーマットも干します.ロープなどがあると便利です.少しでも湿気が残っているとカビの原因になります.
・朝食の片付けと同時にその日はもう使用しない道具はどんどん片付けていきます.BBQグリルなど(逆に言うと帰る日は炭を使う料理は避けたほうがいいかもしれません)BBQグリルなどは前日の寝る前に片付けておくことが理想です.
・特にマンション住まいのキャンパーが大事なのはテントの天日干し.フライシート(テントの外側)をとり、そのままテントをひっくり返してテントの底を完全に乾かしておきましょう.
カビの発生箇所は地面と接していた底になります >>テントを乾かす方法
一軒家の方はいいのですが、マンション住まいの方は家で乾かすのは大変です.できるだけ現地で最後までの片付けを済ませましょう. - ④片付ける順番(30分)
- キャンプ道具の片付ける順番、まずはテント関連です.一番の大物からやっつけましょう.次にキッチンまわり、ダイニングシステムの順番になります.途中の撤収作業はできるだけ日陰となるタープ内で、最後に日よけになっていたタープを撤収します。タープの撤収は最後です.
- ⑤車への収納(15分)
- 少しづつ車に積み込むのもいいですが、レジャーシートなどの上に一旦、キャンプ道具を積み上げることをお薦めします.荷物の全体を見ながら隙間なく積み込めるので効率がいいです.雑巾などで拭きながらやると芝生などのゴミも払えます.芝生のゴミを車の中に入れるとなかなかとれないんですよね.RVボックスやクラーボックスの底は湿って大量のゴミが付着している場合があるので気をつけましょう.
- ⑥最後の最後(10分)
- 手を洗ったり掃除に使うので水タンクの片付けが最後になります.サイトを見回し、忘れ物確認とゴミ拾いをしてキャンプ終了となります.草の中とかだと見つけづらく、金属製のペグの忘れ物が多いので注意です.
以上にように、キャンプは準備より片付けのほうがたいへんです.暑いなかの苦労も含めてキャンプになるのですが、朝から全力で遊んでしまうと大変なことになります.灼熱の太陽下での作業になりますので、朝から少しづつ分散して片付けていくことが大事です.できれば気温が上がる前の早朝に体力仕事を済ませておくことを推奨します.特に夏場はAM9:00くらいまでが勝負、セミがミンミン鳴きだすと一気に気温が上昇します.暑い時期ほどキャンプ最終日の行動開始時間を早めにしましょう.