キャンプアドバイス
- BBQ 木炭について
■木炭選び
まずは炭選びが大事になります.相場は3kg/300円あたりではないでしょうか.しかし、同じ300円でも品質には大きく差があります.選んではいけない木炭は、小さい枝がたくさん入っているようなもの、細かすぎるもの(備長炭のようない密度が高ければOK)、ひび割れがたくさんおきてるようなもの、大木をスライスしたようなものはよくないことが多いです.火付きはいいが火力が弱かったり、持続性がなかったり、最悪の場合火花が飛び散るような木炭もあります.理想としては密度が高そうな握りこぶし程度の太さのものが5,6本入っていて、あとはなるべく大きい木炭が隙間にぎっしり詰まっているようなものがいいでしょう.1箱だけ中身を確認できるように開封しているお店は信用のバロメーターになるのかも.
■木炭の量
大人4,5人で2時間弱のBBQであれば3Kg1箱で十分です
■着火材
なるべく準備したほうがよい.品質のいい木炭ほど火がつきにくいです.最悪忘れた場合は 新聞紙→小さい薪(割り箸レベル)→太鼓のバチレベルの木→小さい炭→大きい炭→全体にと、少しづつ火を大きくしていくいイメージで木炭に火を入れていきます.着火材を使っても木炭の全体に火がまわるまで20分はかかります.苦労している家族をよく見ますので気をつけてください.
■グリルに入れる木炭の量
これを間違えている人、意外とと多いです.基本的に木炭の継ぎ足しはNGです.普通の木炭であれば火が入って2時間は持続します.その間に食事は可能で、継ぎ足しが必要ということは、はじめにグリルに入れる木炭の量が少ないのです.また、継ぎ足すとその部分の火力が一気に強まり、炎も発生します.すると、食材が焦げたり、臭いがついたり・・だいたいこの瞬間に食材をダメにしてしまいます.これでは炭火焼ではなくなってしまいます.炭はあくあまで炭の熱で焼くのであって、炎であぶり焼きするのではありません.
グリル全体を使う予定であれば、まずはそのグリルの底全面に隙間のないように木炭を敷き詰めます.そして、真ん中に木炭を集めて着火します.(キャンプファイヤーみたいな感じ)木炭全体に火がまわったら底にまんべんなく広げます.最悪、継ぎ足しが必要になった場合は、一旦食事を中断して木炭に火が回って火力が落ち着くまでBBQを中断しましょう.↑家族4人だったのでグリルを半分使おうとしています
■食べごろ
木炭の最高の状況としては木炭の1本1本にすべて火がついて、なおかつ1本1本の表面が白い粉のようなものがでてる状態.このような木炭がBBQグリルの底全面に敷き詰められている状態が食べごろとなります.キャンプアドバイス←表面全体が白い粉表面全体が白くなったころが食べごろ
■後始末
たまに水を入れて火を消しているキャンパーがいます.木炭自身もゴミになりますし、最悪、水蒸気爆発が起きますので危険です.グリルごと安全な場所に移動させ、そのまま燃焼しきるまで燃やしてしまうのがベストです.また、グリルを水洗いしている人もいますがやっていいのはステンレス製の比較的高価なグリルだけです.肉の脂などで洗いたいのはわかりますが、2000円前後の鉄製グリルの場合はすべて木炭を燃やしきり、雑巾で軽くふく程度にしておきましょう.水洗いするとよけいに汚くなり、錆びで寿命が短くなります.
- テント フライシートの張り方について
テント本体の外側に張るフライシート.フライシートをセットしないのは問題外ですが、4隅を固定するだけでそのままにしている人をよくみます.これは通気性も悪くなり寝苦しくなる原因です.また、雨の日は絶対にすべてのロープ、ペグを打ち込みましょう.何度がテント内が水没したことがあります.寝袋やインナーマットが濡れると後が大変です.この作業を怠ると直接テントに雨が当たり浸水しますよ.
- テントはできるだけ高い位置に設置
キャンプサイトが狭いとレイアウトを考える余地もない可能性もありますが、テントはサイト内でできるだけ高い位置にレイアウトしましょう.急な雨対策のためです.また、できるだけ平地で設営しましょう.傾いている場合は足を低いほう、頭をが高いほうになるようにレイアウトします.左右や斜めに高低差ができてしまうと寝れなくなります.そして、できるだけ石や木などは排除すること.ビー玉サイズの石、干し葡萄サイズでもうアウトです.背中付近にあった場合は、まあ寝れません.試しにお布団の下に靴下を1つ入れてみてください.とんでもない違和感があるはずです.1度テントを設営してしまうと後から整地はなかなかできません.設営前に入念にチェックしまよう. - BBQの野菜を美味しく食べる方法
肉の面倒はわりとみんながみてますよね.しかし、野菜の面倒はだれも見ない、それがBBQですよね.野菜はなるべく太め、大きめに切っておいたほうがいいです.トウモロコシ、ナスなどは切らずにそのまま焼いてもおいしく頂けます.多少忘れらて表面が焦げるだけで美味しく頂けますよ.トウモロコシは皮のついたままのものを購入し、そのまま焼くと美味です.
- テントの乾かし方
寝袋を天日干しするをのを忘れても、テントだけはきっちり干しておいたほうがいいです.乾燥していると思っていても1晩寝れば湿気がテントの底にあたります.写真のように太陽に向けて底を重点的に乾かしましょう.テントテント内に溜まった細かいゴミはテントごと転がしながらだしましょう.また、乾かすときはテントが飛んでいかないようペグでしっかり固定しておきましょう.テントの湿気対策>>詳しくはここ
- ペットボトル保冷剤
クラーボックスを購入すると自動的に購入してしまう保冷剤.どうも効きが悪く2個、3個、4個とどんどん数が増えていってしまいます.しかし、効き目はほとんどかわらない.翌朝にはほとんど意味のないものになっています.帰るときにはまさにお荷物状態.しかも、保冷剤は食べれるものでもないし、量を増やすほどクラーボックスの容積を圧迫します.そこで代替となるのが2Lのペットボトル.このペットボトルを凍らせ保冷剤のわりにする.封を開けて200mlほど減らしておく.(そのままだと破裂する可能性がある)コツとしては出発の3日くらい前から冷凍庫で凍らしておくといいでしょう.完全に凍るまで3日ほどかかります.45Lのクラーボックスだと2本程度あれば十分です.保冷剤より効き目も長いですよ.しかも、解けた分は昼間の暑いなかキンキンに冷えたお茶として飲めます.また、ペットボトルはジャマになれば捨てることも可能なので一石二鳥.保冷剤機能付き冷凍ペットボトル.(いやいや、ただのペットボトルのお茶ですね)保冷剤を何個も入れるより効率がいいのでぜひ試して下さい.
- ペグ(スノーピークソリッドステーク)
テントやタープ設営時に一番苦労するのがペグの打ち込みです.特にオートキャンプ場は車で地面を踏み固められているため標準でついているプラスチック製のペグやハンマーでは相当苦労します.諦めて中途半端に打ち込んでいると強風に煽られとんでもなく危険な目に会うこともあります.そこで威力を発揮するのがスノーピークソリッドステーク.ペグコーナーに必ずあるスノーピーク社製のペグです.はっきり言って値段はそこそこします.しかし、その値段の価値は十分あります.プラスチック製のように折れて壊れることもないですし、アルミにように曲がって使えなくなることもありません.しかも、貫通力は抜群.打ち込んだ分だけ素直に地面に刺さります.すべてをソリッドステークにする必要なないと思いますが6本~あれば非常に役に立ちます
200mm~500mmまでありますが300mmのものがお勧めです.
鉄のハンマーは800g~1000g程度のものがちょうど合います.
- ソリッドステークの抜き方
せっかくいいペグを買っても抜き方を知らないと撤収時に泣きそうになります.写真はアルミのペグを流用していますがペグの穴に棒を差し込んで10回ほどクリクリ回転させると簡単に抜けます. - 小学生が教えるソリッドステークの抜き方
- キャンプ道具を詰め込む/ステーションワゴン
家族4人(+うさぎ1匹)でキャンプ道具必需品のページのあれば便利グッズまで積み込むとこんな感じになります.TOYOTAクルーガー(5人乗りタイプ).地下駐車場なのでキャリアーも使用できません.チャイルドシート、ジュニアシートもあるので大変です.
息子の足元は4人分の寝袋
2泊以上はうさちゃんも同行です.お疲れ様です.
隙間のないよう詰め込むのはパズル状態です
- キャンプ道具を詰め込む/ミニバン
<搭載内容>
・キャンプ道具一式(あれば便利品まで)
・海釣道具一式 竿2本
・ブラックバス釣り道具一式 竿4本
・海水浴の道具一式 浮き輪など
・ライフジャケット3個
・サッカーボール、ビニールボール
・バトミントンセット
・ゼロハリ(ノートパソコン)
・二泊三日の衣類
TOYOTAノア さすが箱車です.クルーガーに比べると積載容量が二倍くらいなったイメージです.
これだけ詰め込んで人が乗るスペースには何も乗せていません. - コンパクトカーにキャンプ道具を積む
<搭載内容>
・ヘキサタープ
・キャプテンチェア×3
・クラーボックス62QT これコンパクトカーではダメですね
・ロールテーブル
・パックアウェイグリルⅡ
・食器セット
・BBQグッズ、飯盒、シングルコンロ(30LソフトクーラーBOX)
・木炭
・日帰り温泉の着替え、バス釣り道具海や日帰りBBQレベルなら積み込み可能ですが、1泊キャンプとなるとこのままでは厳しいです.タープまでは積み込んでいますので、残りはテント、寝袋、2バーナー、ランタンあたりになります.クーラーボックスのサイズを下げればなんとか積み込めそうです.
- グランドシート設置方法について
グランドシート(テントの下に敷くシート)の第一の目的は汚れ防止ではありません.勘違いされている方非常に多いです.
・石や枝からテントを保護
・湿気、雨水の浸入を防ぐ
・保温(参照:テントの湿気対策)
などの役目があります.
個人的にはブルーシートの代用でいいのではと思っています.ホームセンターなどでテントに最適な270×270あたりのサイズを探してみて下さい.1つだけ注意点としてはグランドシートはテントからはみ出さないこと!雨が降るとフライシートから伝わった雨水がテントとグランドシートの間に進入しテントごと浸水します.
(悪い例)グランドシートこのようにはみ出ているのはNGです.雨の日に水没の原因になりますよ.地面に浸み込むはずの水がフライシートを伝ってテントとグランドシートの間に入って水を貯め込んでしまうんです.極端な表現をするとグランドシートがプールのようになって、プールの中にテントを設置しているイメージです.フライシートをしっかり張るのと同時に、テントより大きいサイズのグランドシートの場合は折りたたみましょう.