ダッチオーブン

キャンプ道具も一通り揃い、キャンプにも余裕がでてきたころにほしくなるのがダッチオーブン.いざ購入するとなると種類も多く悩みどころ満載です. まずは素材別に紹介します.

◆ダッチオーブンを素材から選ぶ

  • 鋳鉄製
  • 一般的なダッチオーブンは鋳鉄製ものになります.鉄を型に流し込んで作ったもになります.
    使い込むことでブラックポットといわれる黒光りするようになります.使う前にシーズニング(慣らし)が必要で、調理後も洗剤で洗うのではなく、熱湯処理などで手入れをします.また、保管時も錆びないよう湿気対策が必要である.このように手間隙がかかる分、気持ちも入りますし、美味しいお料理もできます.道具への愛着もわいてきます.大人中心のキャンプ、子供さんも大きくなって余裕のあるキャンプで使いたいですね.
  • 黒皮鉄板
  • ユニフレーム社のダッチオーブン.黒皮鉄板をプレスとスピニングで絞り、切削加工で仕上げたダッチオーブンです.鋳物の弱点である、衝撃やヒートショック(急激な温度変化)による割れがないので丈夫です.また、鋳鉄より熱伝道が均一であるためムラなく食材に熱を伝えることができます.シーズニングが必要でないため手軽に使えるというのも特徴です.本格的な鋳物のダッチオーブンに自信がなければコレ.
  • アルミタイプ
  • 基本的な使い方は鋳鉄製と同じで、使う前にシーズニングなどは必要です.特徴としては”軽い”ということです.鋳鉄製のものは10インチで6.5kg前後.12インチとなると9kgにもなります.マンション住まいで駐車場まで遠い.バリアフリーになっておらず台車が使えないなど.運搬に苦労する可能性のある方は一考の必要ありです.
  • ステンレス
  • ステンレスダッチオーブン.ステンレス製なので普通の鍋感覚で使用することができます.シーズニングなども不要です.ダッチオーブン料理はもちろん、煮込み料理などをしても匂いが気になりません.翌朝、暖めなおして食べるなんてことができるはステンレス製の特権です.子供にも世話がかかりますし、手軽にダッチオーブンが楽しめるということで管理人はこの商品を使っています.
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◆ダッチオーブン 形(種類)から選ぶ

 

◆ダッチオーブンのサイズ

  • ダッチオーブンがアメリカ発祥のため鍋のサイズはインチ別になっています.直径5インチ(12.7cm)~14(35.5cm)インチのものがあります.どのサイズを選ぶかは悩むところです.1台選ぶとなると、車の荷台スペースなど問題なければ12インチ(約30cm)がいいでしょう.私は10インチ(28cm)を所有していますが、正直もう1サイズ大きくてもよかったかなと思っています.家庭で使っているフライパンは28cmのものが多いかと思います.ふたを流用するなら10インチ(28cm)がいいかもしれませんね.

◆ダッチオーブン用語

  • シーズニング

  • 最近ロッジ製などはシーズニング済みの製品も販売されていますが、通常の鋳鉄製のダッチオーブンは使う前にシーズニングという作業が必要になります.

    1)購入後、コーティング(錆び止め)を洗い流す

    鍋とフタを洗剤とスポンジを使って洗います.洗い終わったらすぐにタオルなどで水分を拭き取って乾かします.

    2)鍋にお湯を入れて沸騰させる

    ワックスが浮いてくるので2,3回繰り返す.
    気になる人はこの間に洗剤で洗ってもいい.

    3)オリーブオイルを全体に薄く塗って焼きを入れる

    ここからは野外で行うことが望ましい.
    鍋全体にオリーブオイルを薄く塗ります.
    白い煙がでなくなるまで加熱します.
    さらに全体にオイルを塗り焼きを入れます.
    この作業を5回ほど繰り返します.
    (時間があれば何回でもどうぞ)

    また、家にあるオーブンレンジに入るのであればオーブン機能で焼きを入れることも可能です.

    4)野菜を焼いて臭みをとる

    玉ねぎやネギの野菜を入れて強火で炒めます.
    炒め終わったら野菜と油を拭き取ります.
    綺麗な油を塗り直して再び野菜を焼きます.
    この過程を2,3回繰り返します.

    5)最後に綺麗な油を塗って加熱

    くれぐれも冷ますのは自然に

    ※これぞ正解という決まりはないので、以上のような流れが一般的なシーズニングになります.

  • ブラックポット

  • ダッチオーブンは使い込むことで成長すると言われています.使えば使うほど黒輝します.
    料理を楽しむだけでなく、ダッチオーブンを育てるという楽しみ方もあります.男のロマンみたいなのを感じますよね.

◆ダッチオーブンのオプション品