クラーボックスを選ぶ
- 保冷力の目安
いろいろ調べるとこのような表を見ることがあると思います.しかし、実際のところは
・ポリライト・・・1泊2日
・エクストリーム・・・2泊3日
・アルティメイトエクストリーム・・・2泊3日+α
程度の保冷力になります
- 性能は
クラ―ボックスの性能差は断熱材によって決まります。
断熱材には『発砲スチロール』『発砲ウレタン』『発砲ウレタン+ 真空断熱パネルのミックス』『6面 真空断熱パネル』があります.発砲スチロールから6面真空パネルと性能も上がりますが、価格も上がります.真空パネルは高級な魚釣り用のクーラーボックスに使用されています.
クーラーボックスを選ぶ際、断熱材の素材やサイズの検討から入りがちですが、これからやろうとするキャンプライフに合わせたものを選ぶことが大事です.真空断熱パネルは発砲ウレタンの何十倍の断熱効果があるのですが非常に高価な素材になります.真空断熱パネルはハイエンドの釣り用クーラーボックスに使われおり、高性能なのですが値段も高額になります.年に数回しか使わないキャンプ道具にそこまでお金をかけたくないですよね.そうなると次は発砲ウレタン素材のクーラーボックスが候補になります.事実上のキャンプ用標準クーラーボックスとなっているコールマン製の断熱材は発砲ウレタンが使われています.発砲スチロールも同じですが、発砲ウレタンの場合、高性能=発砲ウレタンの厚みとなり、クーラーボックスのサイズ、収納容量とのトレードオフの関係にあります.発砲スチロールと比べると発布ウレタンは重量があるのでクラーボックスの総重量も重くなります。
ウルティメイトシリーズは実物の中身を見ると中が極端に狭くなっているのに気づくと思います.Netで買うのもいいですが、必ず実物を見てくださいね.家を出発して帰ってくるまで氷が解けるていないというのが理想ですが、生ものなど保冷が必要な食材は食べ切りが前提ですので、結局のところ余った焼き肉のタレやマヨネーズをキンキンに冷やして持ち帰るだけというのが現実です.
キャンプ場から一番近いお店まで車で1時間なんて秘境のキャンプ場もあるかもしれませんが、最近は相当な田舎でもコンビニがありますからね.キャンプ場の売店や近くのコンビニで1日1回300円の板氷を補充するという考え方もいいのではないでしょうか.
◆大事な機能
ジュースフォルダーとかどうでもいいのですが・・・50L以上を選ぶ場合はコロコロがついているもんを選びましょう.
◆サイズの目安1泊2日 2泊3日 1泊2日 50L前後 50L前後 2泊3日 50L前後 70L前後 3日4日 70L前後 70L前後+ソフトクーラー
運ぶこと、車に積むスペースのことを考えても70Lあたりが限界のサイズになります.タイヤの分容積が減りますが50L以上はコロコロの付いたモデルがいいでしょう.70Lを超えると驚くほど大きくなり、家での収納にも困るので実物を見てから購入しよう.家からすべてを準備するのもいいですが、キャンプに行くような場所には道の駅出現率が高い.最近は朝市で地元の野菜を買ってからキャンプ場に乗り込むことが多くなっています.
◆関西方面の5月、9月、10月でキャンプをした場合、1.7Lの板氷がどうなるか1泊2日 2泊3日 3泊4日 ポリライト 問題なし 2日目の朝にはぬるい ー エクストリーム 問題なし 夕方くらいまでは 朝には凍りの追加必要 釣り用 半分以上残る 48時間でも氷が残る
※真夏の海のキャンプ場では表の性能を1/2といったところです.エクストラでも持って1日です.かなりおおざっぱな目安ですがこれまでの経験のよる実数値です.何がなんでも帰るまで持たせる的な考えに陥りがちですが、よほどの秘境のキャンプ場でない限り、管理棟でブロック氷くらいは販売しているかと思います。溶けたら300円のブロック氷を補充するという考えでもOKです。保冷剤や氷をたくさん入れても結局は無駄な抵抗になる場合が多く、その分、飲み物を入れていったほうがいいかもです。- クラーボックスの取り扱い方
・直射日光に当たらない場所に配置(設営中なども気を使うこと)
・地熱を拾わないように枕木などのようなもをかまして少し浮かす
・銀マットや発砲マットなど使って中を2重ぶたにする これはかなり効果があります.暑さ5mmくらいのものを所有しているクラーボックスの サイズに切り、中ブタ的に使います.費用対効果抜群ですよ.ただし、ちょうどサイズに作りすぎると取り外しが面倒になります。端っこや中 央に指の入る穴を空けておくとより便利に使えます.
・出発時に入れる飲み物などは先に冷やしておく.これめちゃくちゃ大事です.冷蔵庫に暖かいご飯を入れたらダメなのと同じ原理です.
- クラーボックスに貯まる水は
捨てたほうがいい場合と、そのままのほうがいい場合があります.冷えた水は伝達率がいいので缶ジュースや缶ビール、ペットボトルなどを冷やすのに最適です.ただし、水の中に氷が入ったままだとと溶やすくなります.そうなんです、水と凍りを分離すればいいのです.どこに穴が開いてるの?と思うあの板氷.自然と水が漏れてきますが、漏れてきた冷えた水はある程度貯めておいて飲み物を冷やしようにします.飲み物類のペットボトルを底に並べ氷を上げ底にして直接水の触れないようにします.濡れてはいけない食材に気を使いながら氷はなるべく上のほうに配置するようにします.冷気は上から下にいきますので上にある肉や野菜を冷やし、解けた水は下に落ちて飲み物をキンキンに冷やすための冷水になります. - 高性能を追求するなら
海釣りをする管理人なので実感しているのですが、Daiwaやシマノ製のクラーボックスはいいかげんな作りのコールマンとはまったく品質が違います.プラスチックの質、パッキン、剛性など・・・何もかも違います.真夏の海で1日釣りをしてもほとんどそのままの姿で氷がそのまま残ってるなんていることもあります.コールマン製のクラーボックスのいいところは安さと丈夫さです.真の保冷力を求めるならダイワやシマノの日本メーカーのクーラーボックスを選択するといいでしょう.
- クラーボックスの使用レポート
・キャンプのクラーボックス組み合わせ
・62Qをミニバンに積み込んだ場合
・コンパクトカーに62Qを詰め込むと - クラーボックスのお勧めは(参考程度に)
管理人の独断と偏見で言うなら
1)50L級以上はコロコロ付きを
ファイミリーキャンプのデフォルトクラーボックス(詳しくはこちら)
2)1BOX車なら60~70L級のコロコロ付きを
このクラスまでは打大は小を兼ね理論が通ります.これ以上は取り回しがたいへんになります(保管、運ぶなど)
管理人もこのサイズを利用しています(レポート)
3)60~70L級でも足りない場合はハードタイプとソフトクラーボックスを組み合わせる
大きすぎない15L~25Lのソフトクラーボックスをを追加して、BBQのお肉類など比較的軽いもの用に使うと便利です
現行モデルクーラーボックス一覧表
一番の売れ筋エントリーモデル
2018年モデル
●材質:ポリエチレン、ポリプロピレン、スチール、発泡ウレタン
●本体サイズ:約64×33.5×H36cm
●容量:約45L
●重量:約4.1kg
旧モデルより少し重く(300gほど)なったようですが、おそらく天板が厚くなってるので、その分の発砲ウレタンの重さ分かな?と勝手に想像でしています.車の荷室に余裕があれば60L級をお勧めするのですが、ディキャンプ用やコンパクトカーならこのあたりがお勧めです.ソフトクラーボックス最強モデル
2017年モデル
●素材:TPE加工ポリエステル、ポリエチレン(フォーム)、PETアルミニウム(取り外しライナー部分)、PEVA(ライナー)
●本体サイズ:約42×32×38(h)cm
●収納サイズ:約42×16×38(h)cm
●容量:約35L
●重量:約1.4kg
●49時間保冷ソフトクラーボックス最強モデル
2017年モデル
●素材:TPE加工ポリエステル、ポリエチレン(フォーム)、PETアルミニウム(取り外しライナー部分)、PEVA(ライナー)
●本体サイズ:約42×32×33(h)cm
●収納サイズ:約42×16×33(h)cm
●容量:約25L
●重量:約1.3kg
●42時間保冷ファミリーキャンプ標準モデル
2017年モデル
●本体サイズ:約58×46×45(h)cm(ハンドル収納時)、約58×46×106(h)cm(ハンドル使用時)
●容量:約47ℓ
●重量:約7kg
●材質:ポリエチレン、ポリプロピレン、スチール、発泡ウレタン
これからキャンプやBBQはじめるならまずはこのモデルを基準に考えるといいだろう。家族4人1泊2日キャンプ、BBQなら十分なサイズだ。50Lクラスからはコロコロが大事になります。
繰り返しになりますが、クラーボックスの保冷力の性能は断熱材で決まります。安価なクラーボックスの断熱材はは発砲スチロールなのですが、エクストリームシリーズからは発砲ウレタンが利用されています。重くなるという欠点があるのですが保冷力は上がります。ちなみに発砲ウレタンの上は真空パネル材という高級な断熱材があります。高級な釣り用クーラーボックスで使用されています。2017年モデル
●本体サイズ:約46×33×40(h)cm
●容量:約26ℓ
●重量:約3kg
●材質:ポリエチレン、ポリプロピレン、スチール、発泡ウレタン
プールや海、BBQサイズですかね。小さくても詰め込むとそれなりの重量になります。移動距離を考えて使うこと。2017年モデル
●本体サイズ:約66.5×50×50(h)cm(ハンドル収納時) 、約66.5×50×109(h)cm(ハンドル使用時)
●容量:約52ℓ
●重量:約7.5kg
●材質:ポリエチレン、ポリプロピレン、スチール、発泡ウレタン
芝生の上とかで威力を発揮しそう。ゴムバンドをセットできるようになっているので荷物も同時に運べるという機能があります。2017年モデル
●本体サイズ:約60×42×41(h)cm
●容量:約51L
●重量:約7.5kg
●材質:スチール、ステンレス、発泡ウレタン、ポリエチレン
●仕様:ラッチロック、ドレイン
こだわり派向けモデル ここらへんのクラスになると素人がうんちくを語ってはいけません。コーラーの栓抜き付きですよ!2016年モデル
使用サイズ:約43×32×39(h)cm 収納サイズ:約43×32×16(h)cm 重量:約1.6kg
ソフトクーラーーボックスの中で最強の保冷力 何度も言うが、大型のソフトクラーボックスに詰め込みすぎると持ち運べなくなる.35Lモデルはキャリアーなどと組み合せて利用することも考える必要がある2016年モデル
使用サイズ:約43×32×29(h)cm 収納サイズ:約43×32×14(h)cm 重量:約1.4kg
ソフトクーラーーボックスの中で最強の保冷力 このあたりの25Lサイズが利用しやすい.日帰りのBBQや海遊びや川遊び.2泊2日以上のハードのサブクラーボックスとしても最適2015年モデル
36×30×48(h)cm(ソフトクーラーのみ)約36×30×95(h)cm(フレーム込) 約2.4kg 約40L
Dayキャンプ 海や川
やっとだしおったか・・・新幹線で出張あるサラリーマンがいる会社なら2,3年前に開発できる商品 コロコロ率めっちゃ高い 30kg越えたら運べんちゅーの車通勤のお大臣社員が多いのかな?公正取引委員会に指摘されるまでほおっておいや役員が悪いのか?ファンだった故に残念でならない2015年モデル
約49×32×35(h)cm 約4.7kg 約26L Day キャンプ
海や川 レトロ系のNewカラー約49×32×35(h)cm 約4.7kg 約26L Day キャンプ 海や川
ハンドルを下げることで蓋全体の開閉が可能、ハンドルを上げると蓋をしっかりとロック栓抜き付き約72×40×44(h)cm 約5.7kg 66L 2泊3日
エクストリームがお値段改定 よりお求め安い価格に 旧エクストリームの1サイズ上と同じ価格に58×46×45(h)cm、ハンドル使用時約58×46×106(h)cm 約5.6kg 56L 1泊2日
耐久性さえ確信がもてれば非常に気になるサイズと機能2015年になり、耐久性に関する報告があがってくれば主流になりうる製品約46×33×40(h)cm 2.7kg 26L Day キャンプ 海や川
国産釣具メーカーのクーラーと対抗する製品 発砲ウレタン素材としては軽い部類に入る 非常に気になる製品 オプションでベルトなんかが発売されるとダイワ、シマノは価格的に本気ださないとやばいかもしれない約60×42×41(h)cm 7.5kg 51L 1泊2日
見た目重視おしゃれ家族に最2013年のキャンプ場には何色がはびこるのか?約60×42×41(h)cm 7.5kg 51L 1泊2日
見た目重視 おしゃれ家族に最適約101×49×高49cm 約11kg 113L 2泊3日 このサイズはイベント向き クラブなど団体で使う用 2Lのペットボトルが縦に入る 約91×42×高46cm 約9kg 95L 2泊3日
このサイズもイベント向き 引くことはできるが中身が詰まっていると車から出し入れがたいへんなサイズ約80×40×高45cm 約6.6kg 66L 2泊3日
このあたりがファミリーキャンプ向けサイズ1BOX+3ナンバー車でないとちょっときついサイズ約80×39×高43cm 約6.7kg 60L 2泊3日
1BOX車向き 車載容量に問題なければこのあたりのクラスを選択すると便利
>>管理人購入モデルレポート約70×37×高44cm 約5.5kg 49L 2泊3日
2泊3日となると最低このサイズはほしい約66×43×43/108(h)cm 約7kg 45L 1泊2日
クラーボックスのコロコロ非常に便利です。お酒を飲まない4人家族であれば50Lでも十分でしょう。約49×34×42/94(h)cm 3.3kg 26L
半日 デイキャンプ、海水浴に最適 - クラーボックスの取り扱い方